大阪市の待機児童、4年ぶり増加 273人 - 朝日新聞
大阪市は26日、保育所や認定こども園などに入居を希望する待機児童が4月1日時点で273人となり、前年から56人増えたと発表した。増加は4年ぶり。施設の新設や増築などで新たに確保した約1300人分の受け入れ枠を上回る申し込みがあった。
待機児童を年齢別に見ると1歳児が190人で最多。1歳児を含む0~2歳児の低年齢児が246人と全体の9割を占めた。
市は今年度、新たに2590人分の受け入れ枠を設ける計画。待機児童を減らすため8月をめどに、民間保育施設に採用された新卒の保育士に対する就職準備金として計20万円を支給する制度を始める。施設側が保育士寮としてアパートなどを借り上げた場合は、月額8万2000円を上限に家賃も補助する。