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待機児童解消も保育士不足 熱海市立0~2歳は特に厳しく - 伊豆新聞

 ■民間は飽和状態

 熱海市保育所(保育園)を希望しながら入所できない待機児童は、4月時点で1歳児が1人いたが、23日現在解消されている。市内の市立保育園はいずれも定員に余裕があるが、保育士不足で、特に0~2歳児の保育の現状は厳しい。民間(認可保育所)は定員を上回り、飽和状態になっている。

 市教育委員会学校教育課によると、4月1日現在の市立保育園3園の定員は計230人で、園児数は165人。内訳は「小嵐」が定員120人に園児104人、「和田木」が90人に56人、初島が20人に5人。昨年に続き、いずれも定員を下回っている。

 民間は、市内に3園あり、定員計200人に対し園児226人。「多賀」が定員60人に園児67人、「富士」が60人に76人、「栄光熱海中央」が80人に83人となっている。

 現在、市の保育士は正規21人、臨時13人。本年度男性1人を採用した。保育士1人の国の配置規定数は3歳児が20人、4・5歳児は30人であるのに対し、0歳児は3人、1・2歳児は6人と手厚い。園児が入所定員に達していなくても、0~2歳児の保育士は足りない、という状況もあるという。

 同課教育保育推進室の相磯郁子室長は「保育士は、募集してもほとんど応募がない。各保育園で何人必要かという数は出ていないが、大変な現状は聞いている」と話している。