働きたいママ支援新施設 求人から保育所まで窓口集約 - 読売新聞

北九州・京築地区で女性の就業支援を行う国、県、北九州市の各機関が１か所に集まった「ウーマンワークカフェ北九州」が２３日、小倉北区のＡＩＭビル２階にオープンした。求人情報の紹介から面接への同行、子どもの保育所相談といったそれぞれの機能を「ワンストップ」で受けられる全国初の施設。カフェ横には市の「Ｕ・Ｉターン応援オフィス」も新設された。

　ワークカフェは、子育て中の女性や若者の地元定着を進める地方創生の一環として、計画された。広さは約５００平方メートル。これまで市内の別々の場所にあった国の「マザーズハローワーク北九州」、県の「子育て女性就職支援センター」、市女性活躍推進課の一部などを集約した。

　利用者は市が運営する総合受付で登録した後、相談内容に応じて各機関を利用する。ハローワークは多くの求人情報を紹介し、県は相談者の生活状況にあった仕事を一緒に探したり、採用面接に同行したりする。市は子育て中の女性に保育所や幼稚園のサービスを案内するほか、創業を目指す女性の相談にも応じる。

　総合受付は毎日午前１０時～午後６時（祝日、年末年始を除く）の利用が可能。ただ、国、県、市の各機関は月～金曜日の朝～夕方が開館時間となる。問い合わせは同カフェ（０９３・５５１・００９２）へ。

　Ｕ・Ｉターン応援オフィスは約２０平方メートル。市内での就職を目指す市外在住者や家族らの相談に応じる。開館は月～土曜日の午前１０時～午後６時。問い合わせは同オフィス（０１２０・０８２３・４６）へ。

　この日は式典もあり、厚生労働省の生田正之職業安定局長は「この施設が女性活躍支援の全国モデルになるよう、取り組んでいきたい」とあいさつした。