保育士求人・転職情報も満載!保育業界について考えるブログ

保育士、保育園、保育業界に関する様々な情報をまとめています。待機児童問題や転職が多いとされる保育士の待遇問題など保育業界を取り巻く問題に鋭いメスを入れ、社会全体で解決していくキッカケ作りをしていきます。

【驚愕】ついにストライキにまで発展!保育士さんの待遇、安月給に我慢の限界! - mahalo

こんにちは、Mahaloです。実は、私の家族に元保育士がいるんです。5/21に海外の保育士が日本の保育園を視察する番組がやっていて、日本の保育園が安月給だとか、人手不足とか言われている理由が見えてきました。こんな労働実態じゃあ「保育園落ちた日本◯ね」の前に保育士が倒れてしまいますよ。そして、ついにストライキにまで発展してしまってます。

非常にまずい業界だと感じましたので、どうやったら労働環境が良くなるのか、元保育士の話を聞きながら考えていきます。

保育士の給料を上げるには?

業界の形態や規制が変化しない限り、今の給料から上げるのは、認可保育園ならば国からの運営補助金を多くもらう以外にないでしょう。なぜなら認可保育園の運営費はほぼ100%、運営費補助金だからです。保育料=園の収入ではなく、一度市区町村に回収されて分配される仕組みになっています。

認可外保育園ならば、この制度がないので、自分たちでどうにかするしかありませんよね。

ではどうすれば、労働環境は改善されるのでしょうか。

なお、平成26年の厚生労働省の「保育士等に関する関係資料」によると、保育士の中心となる世代の20歳から24歳の女性の平均年収はなんと約250万

サービス残業が横行している業界で、月給21万程度とは厳しいですね。

保育士一人当たりで見れる児童の数の制限を増やす

私が考える一番手軽に効果があるのは、単純ですが、保育士一人当たりで見れる児童の数の制限を増やすこと。

厚生労働省管轄認可保育園の最低基準でいくと保育士一人につき0歳児は3人、1~2歳児は6人、3歳児は20人、4~5歳児は30人となっております。

特に1歳以上は2歳は、もっと増やせるでしょう!規制を緩和してあげないとダメですよ。0歳の3人は、経験上難しいですね・・・。

単純だが保育料を上げること

親たちからのハレーションは大きいと思いますが、保育士の労働環境や実施している仕事内容を考えると仕方ないのでは?と考えます。

仮に認可外保育園で2歳児を中心に預かる場合、保育士一人で見れる園児が6人ですから、6人の親からもらう保育料の合計を、30万以上にしないと運営が厳しいでしょう。施設の運営費を考慮すると40万は必要なのでは?そうすると月謝は、7万後半。

しかし、こんな高額の保育料を要求する保育園ってのは、ありませんよね。そこに違和感を感じるのです。

認可外保育園は、認可保育園の安い保育料を牽制して値上げできない。ならば、保育業界全体で値上げしちゃえばいいのに・・・。そうすれば、皆が求めている手取り20万を超えることができますよね。保育料を上げず、給与を上げるという本来の企業では考えられない要求をするから、2%程度しか給与が上がらないんですよ。

私立保育園連合で上場しちゃって株式で運用益を出しちゃえ

最初の2点は当然の内容ですが、これはちょっとした業界の在り方を変えていきます。

私立保育園は、小さい企業が資金運用もできない状態で保育サービスを展開しています。そして、グループ会社のような横のつながりがない業界です。

こんな状態では、正しい企業運営はできないですよね。我が家の元保育士も、私立保育園を運営する弱小の上場会社へ勤めてましたが、突然給料が支払われなくなり、倒産したそうです。

保育業界は、世間からここまで大きな期待を受けている業界です。行政も何かしら賃金上げるという税金を使う以外の方法で、保育園を救って欲しいですね。

動き出した保育士さんのストライキ

このままでは、「保育園落ちた日本◯ね」ではなく、労働環境を変えないと、子供を受け入れる保育士が倒れてしまいますよ。と思っていたら、保育士さんが立ち上がりました!!!!

なんとストライキです。

情報によると、2016/10/3にストライキを敢行しようというもの。

ストライキを起こすきっかけになったのが、たった2%の給与アップと公務員の税金の無駄使いに腹が立ったから。

少しだけ引用いたします。

以前こちらのサイトで保育士の大幅な処遇改善を求め、署名運動を始め、30000人の方々のお気持ちを先日提出して頂きました。

でも、全く気持ちは届いていない様で、たったの2パーセント、しかも2017年度から。との事でした。

2%でどれだけの人達がやる気、やりがいを感じ、モチベーションの向上につながるのでしょう。

また、やりきれない気持ちで、今年度で、辞めていく方々はどれだけ増える事でしょう。

政治家の方々は年収2000万以上もらっているのに。

都知事だって、あんなに視察でお金を簡単に使っているのに。

保育士の給与を上げるお金がない!と。

 ストライキは、労働者に認められている権利ですので、部外者がとやかく言う権利はありません。しかし、動向が気になりますので定期的に情報を見ていきたいと思います。