保育士さんに聞いた! 実際の保育現場は〇〇が大切 - マイナビ進学
最近、保育園不足がニュースで取り上げられているのを耳にしたことがある人も多いのではないでしょうか。多くの親から必要とされている保育士というお仕事。実際の保育士さんは今の仕事についてどう感じているのでしょうか。働き始めて5年目の保育士さんに聞いてみました。
保育士になろうと思ったきっかけは「妹の存在」
――保育士になろうと思ったきっかけはなんですか。
「私には年の離れた妹がいたので、幼い頃から長女の私がいろいろ面倒を見ていました。妹と一緒に遊んだり勉強を見たりしていると、けんかしてばっかりで。そこで『私がどんなふうに接するのが、妹の成長につながるんだろう』と考えました。それに大前提として子どもが好きだったので、いつからか子どもの教育に携わりたいと思うようになりましたね」
忙しくて仕事に追われることも……
――仕事で苦労している点やたいへんだと感じることはどんなことでしょうか。
「やっぱり忙しい仕事なので、すべての子どもに目が行き届かないと感じる場面があります。仕事に追われすぎてしまうのは、自分でもよくないなと感じています。もっと余裕を持って仕事できればいいのですが……。でも、余裕がないときに子どもの成長を感じるとハッとさせられて『また頑張ろう』と思えます」
一人ひとりのことを考えるのが大切
――仕事において、今後の目標や課題などがあれば教えてください。
「子どもの成長はそれぞれ違うので、一人ひとりのことを考えて接してあげなければいけないと思います。だけど、やっぱり忙しいことを言い訳にしてしまうことがあるんですよね。もっと子どもたちのことを考える時間を取れればいいなと思います。あとは、体力が年々追いつかないんですよね……。子どもたちはいつも元気いっぱいなので、体力作りも今後は大きな課題です(笑)」
保育の現場ではさまざまな問題を抱えていますが、子どもたちの成長に携えるすてきな仕事です。保育業界に興味があるものの、不安もあるという人は、原点に立ち戻った仕事のメリットや魅力にも目を向けてみるといいかもしれません。いい面も悪い面も総合的に考えて進路を選ぶことが肝心なのではないでしょうか。