岡山市、多子世帯の保育料軽減 保育士配置基準緩和も - 山陽新聞
岡山市は3日、子育て支援の一環として、国と岡山県の制度を使って多子世帯の保育料を軽減するための条例改正案と、待機児童解消に向けた受け皿づくりを後押しするため認可保育施設の保育士の配置基準を緩和する条例改正案3案を、いずれも6月定例市議会に提案すると発表した。
年収360万円未満に相当する家庭の保育料負担軽減は、国の制度改正に伴う措置で、幼稚園児、保育園児ともに対象となる。現在は小学1年以上を除いた中での最年長を第1子とみなし、第1子は全額、第2子は半額、第3子以降は無償としているが、条例改正で小学1年以上を含めて子どもを数える方式に変更する。また新たに1人親家庭は第1子は半額、第2子以降は無償となる。
一方、年収360万円以上に相当する家庭は、県の補助制度を活用するもので、保育園児が対象。3歳未満の第3子以降が半額になる。3歳以上であれば第3子でも全額。
市によると、対象児童は合わせて約1600人。4月にさかのぼって適用する。本年度の関連経費(約1億4千万円)は補正予算で対応する。
保育士の配置基準緩和は、4月1日時点で過去最多の729人に上る待機児童対策として実施。国の緊急対策を受けて見直す。
現在、保育園は常に保育士を最低2人配置するなどの基準があるが、条例改正により、子どもが少ない朝夕に限り、2人のうち1人は保育士の資格がなくても、研修を受けるなど条件を満たした場合に配置が認められる。また幼稚園や小学校の教諭、養護教諭による保育も一定の人数まで可能になる。改正条例が成立すれば7月に公布予定。
年収360万円未満に相当する家庭の保育料負担軽減は、国の制度改正に伴う措置で、幼稚園児、保育園児ともに対象となる。現在は小学1年以上を除いた中での最年長を第1子とみなし、第1子は全額、第2子は半額、第3子以降は無償としているが、条例改正で小学1年以上を含めて子どもを数える方式に変更する。また新たに1人親家庭は第1子は半額、第2子以降は無償となる。
一方、年収360万円以上に相当する家庭は、県の補助制度を活用するもので、保育園児が対象。3歳未満の第3子以降が半額になる。3歳以上であれば第3子でも全額。
市によると、対象児童は合わせて約1600人。4月にさかのぼって適用する。本年度の関連経費(約1億4千万円)は補正予算で対応する。
保育士の配置基準緩和は、4月1日時点で過去最多の729人に上る待機児童対策として実施。国の緊急対策を受けて見直す。
現在、保育園は常に保育士を最低2人配置するなどの基準があるが、条例改正により、子どもが少ない朝夕に限り、2人のうち1人は保育士の資格がなくても、研修を受けるなど条件を満たした場合に配置が認められる。また幼稚園や小学校の教諭、養護教諭による保育も一定の人数まで可能になる。改正条例が成立すれば7月に公布予定。
(2016年06月03日 20時24分 更新)