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待機児童 世田谷が最多1198人 保坂区長「責任感じる」 - 東京新聞

 世田谷区の保坂展人区長は二日の定例記者会見で、区内で保育所に入れない待機児童数が、四月一日現在で過去最多の千百九十八人に達したと発表した。全国最多だった昨年同期よりも十六人増えた。世田谷区では、保育所に入れられず育児休暇をとった場合も待機児童数に加算。区は施設整備を進めるが、問題解決のめどは立っていない。

 保坂区長は「多くの区民や子育て中の保護者の希望に応えられない結果になり大変申し訳なく、責任を感じている」と陳謝。来春に向け、定員を二千二百人分増やす方針を示した。認可保育所の新設など三十八の保育施設を整備する。

 また、「三歳から五歳までの待機児童はほぼ解消した」と述べ、ゼロ~二歳の保育施設の整備を優先させる考えを示した。

 保育施設の整備で、予定地で周辺住民と合意できなかったり、事業者が撤退したりするなど、施策が思うように進まない実情を示し「二千二百人分の定員拡充は実現したいが、これからの努力次第だ」と述べるにとどめた。

 国に対しては引き続き、育児休業期間の延長、在宅や短時間の勤務の導入など「働き方改革」を求めていくとした。