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民営化向け初会合 公立保育園事業者選定委 - 岩手日日新聞

 花巻市は10日、公立保育園の民営化に向けた市の事業者選定委員会の初会合を、同市花城町の市生涯学園都市会館(まなび学園)で開いた。委員9人中8人が出席し、委員長に市子ども・子育て会議会長の中村良則富士大副学長、副委員長には発達心理学を専門とする大塚健樹盛岡大短期大学部長を選任。まずは事業者の公募要項と選定基準の策定に取り組む。

 市内保育園保護者会や地区コミュニティ会議の代表者、学識者らで構成する市立保育所民営化事業者選定委員会。初会合では市教委の佐藤勝教育長が出席委員一人ひとりに委嘱状を手渡した。

 市は少子化の進展や多様化する保育ニーズ、施設老朽化による財政負担増といった課題に対応するため、民営化と統合を柱とする公立保育園の再編指針を3月に策定。2017年度まで3年間の第1期実施計画も定めており、まずは民営化への取り組みを進めている。

 計画では、安定運営が見込めるとの理由から、17年4月以降の民営化を視野に▽日居城野▽南城▽湯本―の3保育園を検討対象に設定。移管先事業者には「市内で現に保育園または幼稚園の3年以上良好な運営実績を有する社会福祉法人、学校法人」を想定している。

 委員会の初会合では、次回14日の会合で公募要項や選定基準の策定まで進め、7月に応募事業者の選定作業を行うことなどを確認した。

 佐藤教育長は「保護者が安心して任せられる保育環境の構築を目指して、民営化がしっかり進められるようにしたい」としている。