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<保護者が満足する行事にするためには>保育参観 - 保育士バンク

子ども達相手の普段の保育では気にならないけど、保育参観となると、どうも苦手・・。と思ってしまうことはありませんか?

誰でも自分の保育が見られるのは緊張してしまいますよね。実際、保育参観が苦手だという保育士さんはたくさんいるようです。

 

でも、保育参観で保護者が見ているのは「先生の保育」ではなく、「わが子の姿」です。

実は保育士の保育の進め方などには、ほとんど目が行きません。

 

保育士さんの多少の失敗には気づかないですが、わが子のことは良く見ています。

ですから、逆に言うと、わが子への対応のまずさには、すぐに気づきます。

それが保護者とのトラブルの元になる可能性もあります。

 

では、どうしたら良い保育参観に出来るのか、一緒に見ていきましょう。

 

関心があるのはわが子の様子だけ

保育士自身が、段取りを完璧にこなし、その日の保育参観はうまくいったつもりでいても、保護者同士の中では不平不満がいっぱい、ということは良くあることです。

保護者が見ているポイントは、先生の保育がいかにすばらしいかではなく、わが子の様子がどうだったかのみです。

 

わが子が喜んでいるかはもちろんのこと、困っていたり、悲しんでいたり、嫌だと思っていないかを、敏感に感じ取っています。

「うちの子の道具がないのに先生気づいてくれない」「あんな場所では絵本が見えないでしょ」「あ、わが子の順番が飛ばされた」など、一度でもそんな場面を見つけると、後日、個人面談や懇談会で、質問、指摘してくる保護者もいるくらいなのです。

 

一人一人の子どもに気を配ろう

保育士がもっとも保育参観で気をつけなければいけないことは、常に「困っている子どもはいないか」「適切な対応をすること」、それだけです。

子どもがやりにくそうにしていたら手伝ってあげる、走って転んでしまった子どもがいたら、そのままにせず、すぐに声をかけてあげる、絵本の読み聞かせでは見えにくそうな子どもはいないか確認することなどです。

それをしなかっただけで、まさに命取りになることさえあるのです。

 

保育参観ではわが子に対する対応がすばらしいだけで、保護者は満足します。

先生はいつもわが子を良く見ていてくれてるのだと安心します。

「一人一人の子どもの様子を良く見る」というのは、普段の保育でも大切なことですので、保育参観の日はそれを徹底しましょう。

それが、保育参観を成功させるポイントです。