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三位一体で子育て応援  医院・病児保育・産前産後ケア - 中日新聞

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 長浜市の小児科医中川真哉さん(37)と保健師僚子さん(33)夫妻が七月一日、医院と病児保育室、産前産後ケアを併せた施設「まちのほけんしつ」を同市平方町に開設する。この三つの部門を併せる取り組みは珍しいといい、「困っている女性の育児を支えたい」という夫妻の思いが詰まっている。

◆長浜に7月「まちのほけんしつ」

 長浜出身で、長浜赤十字病院に勤めていた中川さんが独立するのを機に、木造二階建ての施設を新築。延べ約三百二十平方メートルで、一階に小児科とアレルギー科の「すこやかkidsクリニック」、二階に病児保育室「ぽかぽか」と産前産後ケア「きずな」を置く。

 中川さん夫妻をはじめ、助産師、看護師、保育士ら専門職のスタッフ計十二人が常駐し、産前から幼児期まで母子を支えられる態勢が特徴だ。

 仕事を休めない家庭から、病気で登園、登校できない子どもを預かる病児保育室は市内で初めて。定員は四人。手続きが済み次第、サービスを始める。

 産前産後ケアは、泊まり(一日一組)やショートステイ(同二組)で母親の相談に乗り、勉強会や子育てサロンなども開く。

 「相談や頼れる人が周りにおらず、子育ての悩みを抱え込んでしまったり、二子目以降の出産を諦めたりする女性を助けたい」

 夫妻は職業からの経験と、僚子さんが第三子を身ごもっている親の立場から、開設への思いが一致したという。「学校の保健室のように、あるだけで、来るだけで安心できる場所にしたい」と声をそろえる。

 二十五日午後一時からと二十六日午前十時から、施設内の見学や乳幼児のスキンケア講座などの事前セレモニーを開く。