東京都での保育士不足が深刻化! - イクシル
求人倍率66倍
別宮潤一氏は5月28日、朝日新聞DIGITAL上に東京都内の保育士獲得競争についての記事を掲載し、ツイッター上で話題を集めています。
記事のタイトルは「保育士獲得競争、アクセル全開 都心の求人倍率は66倍」です。
保育士確保に高額出費
2015年春の時点で7814人だった待機児童数を2017年度末までにゼロにするため、東京都では毎年1万2千人分の保育施設を新たに開設、2640人の保育士を新規に確保する必要があるといいます。
これに対し、保育士の離職率は年平均8.4%で、2015年11月にハローワーク飯田橋の保育士有効求人倍率は66倍を記録しました。
保育所側は給与や福利厚生面での努力をアピールしたり、セミナー参加者と継続的に連絡をとったり、施設見学時の飛行機代を負担したりして保育士確保に努めているといいます。
人材紹介会社による紹介料も上昇傾向にあり、ひとりにつき80万円支払うこともあるそうですが、保育士をそろえることで黒字経営ができるので、保育士確保にお金がかかるため、保育士の賃金を上げる余裕はないと言う経営者もいます。
ツイッター上の反応は…
舞田敏彦さんは、「今後は保育士資格がプレミアになる」と予測しています。
児童精神科医のafcpさんは、保育士の給与と保育料の関係を「公定価格の恐ろしさと素晴らしさ」と表現しています。
ユーレカさんは、紹介業者に支払われている費用が、保育士に支払われる仕組みに変えるべきだと考察しています。