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公園の保育所転用めぐり、杉並区長と住民が話し合い - FNN NEWS

東京・杉並区で、公園を保育所に転用することをめぐって、新たな動きがあった。

田中 良区長「皆さんがお怒りになるということは、わたしも重く受け止めてるし、何とか...」
住民「区長、怒りではないんです。保育園をつくることに、反対ではないんです」

杉並区で、待機児童問題の対策として、保育所を作ろうという計画が大揺れとなっている。
5月、緊急対策として、区内に保育施設11カ所を新たに整備すると発表した杉並区。
その中に含まれる、久我山東原公園の近隣住民が、猛抗議。
5月29日、近隣住民は「公園を取り上げることは、全く理解できません」と話した。
杉並区の担当者は「わたしどもとしては、こういう形で進めさせていただきたいということで、ご理解いただきたい」と話した。
5月29日に行われた杉並区の説明会は、平行線のまま、5時間半にも及んだが、そこに区長の姿はなかった。
6月3日は、ようやく実現した住民と区長の話し合い。
報道陣をシャットアウトして行われた。

田中区長「ここに代わる学校開放以外の代替えの空間を、全力で探している」
住民「代わりの土地もないとなると、どうしたらいいんでしょう」

1時間40分に及んだ話し合い。
終了後、田中区長は「平行線ではなかった。緊急対策が切羽詰まった方々(待機児童を持つ親)にとっては、先送りできないということを再三、お話しさせていただきました。それについては、ご理解いただけたのでは」と述べた。
一方、久我山東自治会の藤井 隆副会長は、「(区長は)我慢してくれとか、みんなのために必要だとか、説明会と同じことを繰り返している」と話した。
久我山の子どもと地域を守る会の宇田川 美幸代表は、「わたしたちがいくら訴えても、受け止めていただけなかった。本当に残念」と話した。
食い違う両者の言い分。
「待ったなし」の待機児童問題。
区では、引き続き、2017年度に間に合うように、整備を進めたいとしている。