宇都宮の街コン、女性保育士の参加費無料に 出会い支援 - 日本経済新聞
宇都宮市内で街コン事業「宮コン」を運営するUCN(宇都宮市)は6月以降、女性保育士の参加費を無料にする。保育士は職場での出会いが少ないほか、低賃金での労働が課題となっており、サポートする狙い。介護士など同様の課題を持つ他の職業についても、参加費の無料化や引き下げを検討する。
女性保育士は予約する際に職業の欄で「保育士」を選択。当日は受付で保育所に勤めていることを示すなど保険証などを提示すれば無料になる。6月は19日、25日に開催予定で、今後も永続的に無料とする。宮コンで特定の職業の参加費を無料にするのは初めて。
保育士は平均月給が約21万円と全産業と比べて10万円ほど低い。給与引き上げが課題となっているが、なかなか進んでいないのが現状だ。
宇都宮市の宮コンは2004年8月に始まり、町ぐるみの合コンイベント「街コン」の元祖とされる。これまで100回以上開かれ、年50組ほどが結婚しているという。