食育推進に貢献中原小など表彰 佐賀県が9団体に - 佐賀新聞
佐賀県の食育推進に貢献した個人や団体をたたえる県食育賞の表彰式と事例発表会が1日、佐賀市のマリトピアであった。家庭の食卓で不足する食材を把握し、学校給食に取り入れる中原小学校(みやき町)など9団体を表彰し、食育のさらなる充実に向け事例を共有した。
食育への関心を高めようと、平成19年度から賞を設けた。学校や家庭・地域など4部門9団体を表彰。県民環境部の原節治副部長が「何を選び、どう食べるかは人生を生き抜く力につながる」と食育の大切さを訴えた。
学校部門で受賞した中原小(みやき町)の平田陽介校長が「食は、体を作る・文化を知る・マナーを身につけるの三つの役割を果たす。これを機会にさまざまな取り組みを行いたい」と感謝を述べた。
3団体が事例発表。このうち、ルンビニ保育園(嬉野市)は食育の重要性を保育所全体で浸透させるため、月1回の会議で、施設長や調理員、保育士など全職員がそれぞれの専門性を生かしながら意見を出し合っていることを紹介した。