保育士求人・転職情報も満載!保育業界について考えるブログ

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保育士が教える「子どものケンカ」解決法!喧嘩の仲裁に入らないのが近道って本当?

子ども同士の衝突は保育園では日常茶飯事。子どもの喧嘩は些細なことが発端になります。おもちゃの取り合い、相手が悪口を言った・言わない、順番を抜かしたなどなど。書いたらきりがないほど、子どもは衝突を繰り返します。でも喧嘩で、意見がぶつかることは決して悪い事ではありません。喧嘩と聞くと、ついつい仲裁に入らなければいけない気になりますが、保育士が仲裁に入らない方が良い結果に繋がることもあります。仲裁したい気持ちをぐっとこらえて、ちょっと見守ってみませんか?

喧嘩
喧嘩

 

○子どもの喧嘩は子どもに任せてみよう

子どもは遊びながら、社会性を身に着けて行きます。月齢が進めば進むほど、人間関係の構築方法を学びます。それは間違いなく、子どもに取って糧となる「経験」です。その経験には喧嘩も含まれます。子どもには子どもなりの理由があり、それは時として意見としてぶつかります。それを大人が簡単にとりなしてしまうと、せっかくの経験が積めなくなってしまうのです。

子どもなりに意見をぶつけて、自分の意見が簡単に通らないことを知ると我慢や折り合いを覚えます。だからこそ、喧嘩が始まってもまずは見守ることから始めましょう。

 

○事態が収拾しない、または混乱してきたら、保育士の出番

年齢が低いとお互いに伝えたいことが伝わらず、もどかしさから手を出してしまうこともしばしば見受けられます。そんな時は保育士が間を取り持ちます。

それぞれの意見に平等に耳を傾け、それを代弁してあげます。保育士が言葉を伝えることで、子どもが納得して解決する場合があります。

 

○子どもが納得しなくても、その気持ちを否定しないで共感しよう

「悔しい」「悲しい」といった、喧嘩の中でどうしても両者納得を得られない場合は、子どもの気持ちにしっかりと寄り添って受容してあげましょう。感情を理解してもらうことで、子どもは落ちつきを取り戻しやすくなります。気持ちの安定を図る上で、寄り添うことはとても重要です。それが悪いことをしてしまった場合でも受け止めた上で、本当にそういうことをして良かったのか確認をしてみると、子どもも素直に自分を振り返ることが出来ます。保育士が寄り添ってくれることは、とても安心出来ることなのを忘れないで欲しいと思います。

まとめ

いかがでしたか。大人と違って、子どもは喧嘩をしても仲直りすれば元通りになるとても柔軟性のある関係です。その関係をさらに柔軟に出来るのは、保育士の対応一つではないでしょうか。まずは子どもたちを信じて、見守って欲しいと思います。