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「隠れ待機児童」511人 公表数の2.8倍 鹿児島県内 - 南日本新聞社

 鹿児島県は3日、認可保育施設に入れなかったのに待機児童に数えられない「隠れ待機児童」が2015年4月1日時点で、511人に上ることを明らかにした。県が公表していた同時点の待機児童数182人の約2.8倍に当たる。「職場や自宅の近くに入れなかった」などを「私的な理由」として算入していなかった。
 国は15年4月に始まった「子ども・子育て支援新制度」で保育の受け皿を拡大し、17年度までに待機児童をゼロにする目標を掲げたが、自治体により待機児童の集計方法に違いがあるため、「統計が全体像を反映していない」との指摘があった。厚労省が待機児童数の調査に合わせて集計し初めて公表した。
 県青少年男女共同参画課などによると、511人の内訳は鹿児島市171人、鹿屋市160人、薩摩川内市76人、姶良市71人、指宿市17人、出水市14人、垂水市2人。「私的な理由」には、「きょうだいが別々になってしまう」「評判がいい施設に入れたい」なども含まれている。
 同課は「市町村は待機児童解消に向け、計画的に取り組んでいる。実情をきちんと把握し、17年度までに待機児童がゼロになるよう、県も支援する」としている。
 3日の県議会代表質問で、向井俊夫議員(自民、奄美市区)の質問に、田崎寛二県民生活局長が答えた。