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保育士、保育園、保育業界に関する様々な情報をまとめています。待機児童問題や転職が多いとされる保育士の待遇問題など保育業界を取り巻く問題に鋭いメスを入れ、社会全体で解決していくキッカケ作りをしていきます。

保育園 教諭が助っ人  - 読売新聞

 ◇待機児童ゼロへ 岡山市が条例改正案

 岡山市は3日、保育の人材を確保するため、幼稚園や小学校の教諭らが認可保育園などで働けるようにすると発表した。施設運営や職員配置を変更する条例改正案を、10日開会の市議会に提案する。同市では今春、算出方法の見直しで待機児童数が急増したため、小学校教諭らの起用などでゼロを目指す。(桑田睦子)

 市は、厚生労働省が示している待機児童の定義を、「市民感覚に合わせる」として独自に見直した。その結果、4月1日現在の待機児童は729人と、前年度の134人から大幅に増加。市は5月、来春までに定員を800人以上増やし、解消につなげる方針を打ち出していた。

 国の省令改正に伴い、保育園にも小学校教諭らを起用できるようになり、市も条例改正を決めた。改正案では、幼稚園・小学校・養護教諭の免許保持者を、職員定数3分の1以下の範囲内で保育士に代えて活用可とする。朝夕など園児数が少ない時間帯、最低2人必要な保育士のうち1人に、県の「子育て支援員研修」修了者など保育の知識や経験を持つ人材を充てられるなどとした。

 大森雅夫市長は記者会見で「保育の質は低下させないよう対応する。担い手の裾野を広げて勤務環境の改善を図り、待機児童の緩和につなげたい」と述べた。

 また、保育園利用者の負担軽減策も検討。年収360万円以上相当の世帯について、3歳未満の第3子以降を対象に4月以降の保育料を現行の半額にし、差額を市の負担金と県の補助金で賄う条例改正案も提出する。市は今後、この軽減策の対象外の世帯も含めて保育料全体を見直す。