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潜在保育士と施設、秋田市が仲介へ - 読売新聞

資格があるのに保育士として働いていない「潜在保育士」と、人手不足に悩んでいる施設をマッチング(仲介)する「保育士人材バンク」事業に秋田市が乗り出す。待機児童の解消が目的で、県内では初の取り組みだ。

 秋田市では、4月1日時点での待機児童はいないものの、年度途中の入所希望者が施設に入れずに累積する状況が続く。3月1日時点の待機児童数は2016年が112人、15年が132人、14年が163人だった。

 年度途中の入所が難しいのは、施設の保育士が足りず、子どもの受け入れ枠を増やせないためだ。市は潜在保育士にバンクに登録してもらい、施設側の求人情報を集めてメールなどで発信する。潜在保育士が保育の現状を学べるセミナーや、施設を集めた就職相談会の開催も計画している。

 市子ども育成課は今年1~3月、秋田市の聖園学園短期大学保育科を過去に卒業した885人を対象にアンケートを実施。バンクに登録してもいいと回答した500人のうち、秋田市在住で保育士の資格を持つ人は268人で、内訳は、保育士として働いている人は161人、別の仕事に就いている人は63人、無職は44人だった。

 赤上智課長は「バンクには県内外から登録できる。700人の登録を目指し、少しでも保育士を増やしたい」としている。

 市は、事業費として今年度一般会計補正予算案に385万円を計上し、9日開会する市議会定例会に提出する。可決されれば、秋頃にもセミナーや就職相談会を開く。